イノベーションは、基礎的な本質の中にこそある。

内藤です

最近やたらと「イノベーション」という言葉が頭に浮かびます。

イノベーションて「革新」という意味で使われていると思いますが、飛躍的に変化することだと捉えています。

もちろんいい方向への変化ですね。

僕が初めて「イノベーション」という言葉に出会ったのは、1999年に出たこちらの本。

モーグルイノベーション―ジョニー・モズリーの革新的スーパーテクニック (アクティブブック・シリーズ)

僕が14年インストラクターをしていたスクールの会長であり、恩師でもある角皆さん(つのかい)が、長野オリンピックモーグル金メダルのコーチと一緒に書いたものです。

表紙にもあるように、「金メダリストの革新的スーパーテクニック」と説明されています。

この本でも解説されているのですが、長野オリンピックで金メダルをとったジョニー・モズリーと、コーチのクーパー・シェルが取り組んだのは「ウエイトシフト」と呼ばれるものでした。

簡単に言えば、左右への「体重移動」のことです。

それまでモーグルの世界では、高速で直線的に滑るためには「体重移動はしてはいけない」というのが常識でした。

ジョニーとクーパーは、それまでの常識とは異なる事をあえてやって金メダルを取ったのです。

僕らスクールのインストラクターも、レッスンにこのウエイトシフトを取り入れることになりました。

当時狭い世界でしたが、このウエイトシフトは「すべき」「すべきではない」の両者に真っ二つに分かれ一大論争になりました。

僕はというと、スクールとしてはウエイトシフト推しですが、レッスンでウエイトシフトを伝えても、なかなか上手くいかないのです。

「金メダリストがやっていること」とは言えても、「なぜ必要なのか」まで伝えられず、そして、お客様にその良さを体感してもらうことができなかったのです。

次第にレッスンのなかで「ウエイトシフト」に触れることも、どんどんなくなっていってしまったのです。

ところがです。

兵庫県にある若杉高原大屋スキー場の担当になったときに、僕のスキー技術もレッスンも「ウエイトシフト」で、それこそイノベーションしたのです。

そのスキー場は夏場ブラシのゲレンデを営業しています。


そして、ゲレンデの中にウェーブがあり、夏場でもコブを滑っているような感覚でトレーニングできるのです。

しかし、このウェーブのブラシゲレンデがクセモノ。

しっかりと踏み込んでスキーに力を伝えないと、ズデーンと転んでしまうのです。

もうハの字からやり直しました(笑)

そして、基礎からやり直していくなかで、自然とウエイトシフトしていることに気が付いたのです。

「あれ?体重移動させてるじゃん」と。

それまで僕は、「ウエイトシフト」という「型」を自分にもお客様にも当てはめようとしていました。
「体重移動させてください」と。

そうではなく、スキーの本質を追い求めていくと、体重の移動は当たり前で、自然とウエイトシフトするのです。

つまり、意識的に体重移動させるのではなく、スキーの本質を意識したら自然と体重移動するのです。

逆にいうと、スキーの本質を疎かにしていて、表面的なテクニックに走ってしまっていたということでもあります。

このことに気が付いてから僕のスキー技術、レッスンは飛躍的に良くなりました。

イノベーションは、目新しい表面的なテクニックにではなく、基礎的な本質の中にあったのです。

基礎のベースを今まで以上理解したからこそ飛躍的に変化したんだと。

同様にインターネットでも、ソーシャルメディアを使ってビジネスをイノベーションさせるには、型とか表面的になテクニックを追うのではなく、本質にあると思っています。

その本質を伝えて、より多くの方をイノベーションさせることができたら嬉しいです。

フォローしてね

TwitterやFacebookでも発信しています

LINE@で友達になる