秋田のうどん自販機は、うどんが人気なんじゃない

秋田のうどん自販機は、うどんが人気なんじゃない

ネットでファンを作る方法

僕は毎月神社ミッションしていますが、引っ越ししてきて、ようやく鎌倉の神社でできました^^

神社ミッションて、最初は少し抵抗がありますが、やると清々しいです。

自分の存在給が上がりますからね。

神社ミッションって何?  存在給って何? って方はこちら

毎月とは言いませんが、是非1度やってみることをお勧めします。

さて
「ドキュメント72時間」
というNHKの番組をご存知ですか?

昨年215年3月に放送された回が、とっても面白かったんです。

僕はたしか出張中に見たと思うんですが…

「秋田・真冬の自販機の前で」

秋田のとある商店の前にある自動販売機。

200円を入れてわずか30秒ほどで熱々のうどん、そばが出てくる自動販売機です。

吹雪の中でも、その味を求めて24時間お客さんがやってっきます。

設置してから既に40年以上経ち、機械も古くて、お湯が多く出過ぎてこぼれたりするんですが(笑)

それでも、それすらを楽しみにやってくる人達がいます。

見てると、めっちゃ食べたくなります^^

今、24時間営業のファミレスやコンビニがあるにも関わらず、ここが良くてやってきます。

ちなみに僕は秋田出身ですが、この自動販売機のことはしりませんでした。

だから、まだ食べたことがない!

この放送後、全国や海外からも食べに来る人が殺到したそうです。

なぜ200円のうどん求めて、その何百倍もかかる交通費をかけてくるのでしょう。

例えば、この自販機が、あの個人商店ではなく綺麗なショッピングモールの中にあったらどうでしょう?

こんなに人気だったのかなって思います。

ようは、「うどん・そば」だけではなく、「その場」自体の雰囲気がいいから人気なんだと思うんです。

古い自動販売機とか、自販機の横のテーブルとか、つるされた一味とか、しょっちゅう壊れる感じとか。

インタビューされていた人も言っていますが、

「この場所に来ると誰かがいる」
「ここで食べると、昔仲間と食べた時のことを思い出す」

って。

うどんだけを求めているのではなく、イスに座って、汁をすすった時の感覚とか、海風に当たりながら食べることとか

そういうのを含んで「好き」なんです。

カップラーメンの方が安いだろうし、これよりも美味しいうどんもあると思います。

でも、ここに食べに来るんです。

40年かけて作り上げられたきた世界観です。

人は、ただ商品・サービスを買うんじゃなく、商品・サービスの背景にあるものを見て買います。

だから、

古い自動販売機とか、自販機の横のテーブルとか、つるされた一味とか、しょっちゅう壊れる感じとか

全て大事なんです。

なんとなくわかりますかね?

自分の商品やサービスをそのまんま出すのではなく、いかに背景も感じてもらえるかが大事です。

例えば、その場の雰囲気だったり、人柄だったり、その人の理念だったり、ストーリーだったり、世界観だったり

商品・サービスではなく、背景を出せば出すほど売り込み感もなくなります

そして、「その人」もより見えてきます。

背景出してますか?

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