プロスポーツとして成り立つかは、求めている人がいるかどうか
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プロスポーツとして成り立つかは、求めている人がいるかどうか

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内藤です

2014年のソチオリンピック女子スキースーパーパイプで銅メダルをとった小野塚彩那選手が、今開催されているWinder X-gamesで銀メダルを取りました。

素晴らしい。
X-gamesって元々アンチオリンピックのエクストリーム系の種目をやっていたのですが、人気が高く今では逆にオリンピック種目になっていますね。

スーパーパイプに限らず、スロープスタイル、スキークロスなどもそうです。夏のX-gamesもあります。

このX-gamesは毎年アメリカのアスペンというスキー場で開催されています。(今はヨーロッパでも開催しています。)中にはオリンピックに出ない選手もX-gamesには出てくるので、実質世界No1のコンテストといえるでしょう。

オリンピックで銅メダルに引き続き、X-gamesで銀メダルは、スキー界では日本人初です。

本当に凄いことなのですが、日本ではそれがあまり評価されていません。
ここでいう評価とは、それが仕事として成り立つかどうかという意味です。

日本ではスーパーパイプ含めフリースキーは、とてもコアな部類です。競技人口も、愛好家も一般のスキーに比べたら非常に少ないです。そして、世間にもあまり知られていません。

アメリカやヨーロッパでは、プロのフリースキーヤーが大勢います。シーズン中テレビ放映されるツアーもありますし、今回のX-gamesはお祭りイベントです。

選手にはスポンサーが付いていますし、スキームービーも毎年発売されています。なかにはコンテストには出場せず、ムービーだけで食べているムービースターのプロスキーヤーもいるほどです。

日本では残念ながら、そうなっていません。一時盛り上がりかけましたが、今では大きな国内のコンテストがなくなってしまいました。完全なプロと呼べるスキーヤーも皆無に等しいでしょう。

求めている人がどれだけいるか?

欧米と日本の差はなんでしょうか。

残念ながら、求めている人がどれだけいるか? です。 コンテスト開催にしても、プロスキーヤーとして活動していくにも、ビジネスとして成り立って行くには、スポンサーが必要です。

スポンサーも広告の効果がなければ継続できません。メーカーも売れなければサポートできません。

欧米では多く、日本では少ない。 これが現状です。
自費でツアーを回る国の選手もいます。

フリースキーに限らず、他のスポーツを見てもわかります。

例えば、日本の野球やサッカーは、プロとして確立しています。人気があって、求めている人が多いからです。
バスケットボールもアメリカではNBAがありますが、日本では野球やサッカーには及びません。

自分の商品やサービスがいくら良いものだったとしても、それが役立てられる相手がいないとビジネスにならないのと同じです。

ですから、役立てられる相手をちゃんと見つけて、その人達にむけて提供することが何よりも大事ですね

 

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