商品を売り込むのではなく、自分のファンを作ろう!

商品を売り込むのではなく、自分のファンを作ろう!

ネットでファンを作る方法

内藤です。

もうすぐ平昌オリンピックが始まりますね。
僕はずっとスキーをしてきましたから、やっぱり気になります。

僕がやっていたのは、スキーはスキーでも「フリースタイルスキー」。

フリースタイルスキーには、
・コブ斜面を滑って2回ジャンプする「モーグル」
・空中で縦に3回転などアクロバティックなジャンプをする「エアリアル」
・パークと呼ばれる、ジャンプ台やレールが設置されたコースを、飛んだり、擦ったりする「スロープスタイル」
・半円状の筒型のコースをジャンプしながら滑り降りる「ハーフパイプ」
かあります。

どれも、自由に自分を表現する「演技」種目です。
単にタイムや飛距離、高さなどで順位が決まるものではありません。

スロープスタイルやハーフパイプは比較的新しい種目で、モーグルやエアリアルの方が古いです。
僕も最初に出会ったのはモーグル。最初はオリンピックに出てやる!と思っていたのですが、自分の実力を知り断念しました(笑)

でも、モーグルの競技を見ていて、こんな風にも思ったのです。

「みんな同じ演技に見える…」

フリースタイルをやる人たちは、元々枠にしばられるのが嫌だったり、人と違うことをしたい人たちです。
競技として確立する以前は「競争」ではなく、自分を表現し個性を認め合うものでした。

「お前、今のすごかったな! じゃあ俺はこれやるぜ!」と。

モーグルのコースもジャンプ台はなく、自分で好きな場所で好きなタイミングで飛ぶものでした。

それが競技として条件の公平さが重視されるようになると、ジャンプ台ができ、どのコースのコブも同じ大きさ、形になっていったのです。
そして選手も、自分を表現するというよりも、勝つための滑り、勝つためのジャンプをするようになりました。個性的な選手がどんどんいなくなりました。

そうやって、フリースタイルという、自由な「スタイル」から、いち「ジャンル」になってしまったのです。
「フリースタイル」という種目をする人はいるけれど、真のフリースタイラーはいなくなってしまいました。

モーグルもスロープスタイルも、競技として見れば面白いのですが、本来のフリースタイルのマインドがなくなってくのはちょっと寂しい感じがします。

モノを売り込むな、自分のファンを作れ!

前置きが長くなりましたが、金曜日は「新春エクスマセミナー」でした。
セミナーの中には、塾生による演劇もありました。みんな一企業の経営者です(笑)

ビジネスセミナーで劇をやることもそうですが、出演する経営者の方々もまさにフリースタイル。
それぞれが個性を発揮した演技で魅力的でした。
やっぱり経営者も、これだけ変化の激しい時代を生きてくために、枠にはまらない柔軟さが必要ですね。

今回のセミナーには、藤村さんの新刊『「3つのF」が価値になる』(日本経済新聞出版社)が発売前ですが、参加者全員にプレゼントされました。

僕は一気に読んでしまいましたが、めちゃ良かったです。

この本のなかで非常に感銘を受けたというか、シビレたところかありました

コンサルタントというボクたちの仕事にも影響が出ます。
スキルやノウハウだけを教えているコンサルタントは、これから下り坂になっていくでしょう。
スキルやノウハウは、誰もが簡単に無料で手に入る時代になったからです。
だからスキルやノウハウにお金を払う企業は減っていきます。
コンサルタントの力量が試されていく時代。
スキルやノウハウだけ提供している人は、テクノロジーの下僕になっていくとボクは考えています。
それ以外の何かを提供しなければならない。

この「それ以外の何か」とは「思想」だとボクは考えています。思想っていうと大げさに聞こえるかもしれませんね。
もっとカンタンな言葉でいえば、会社のあり方や、ビジネスに対する考え方をアドバイスして、その会社らしさ、独自の価値、独自の強み、独自の世界観を創出していくためのお手伝いをすること。そう思うんです。
企業も人も、独自のものを提供できなかったら、やっていけない時代なのです。

スキルやノウハウはもちろん大事なことなのですが、スキルやノウハウも1つの「型」だと思うのです。

スキルやノウハウだけ追って身につけても、個性は出てきません。同じスキル、ノウハウをもっている人、会社と同じになります。独自のものがなくなってしまいます。

だから自分独自の思い、考え、思想が大切。

ここ最近、自分のファンを作るためには、自分の思想を持ち、そしてそれを示していくことが必要じゃないかな〜と考えていたので、このページを見た時に震えるものがありました。

僕は、誰もが自分のファンを作れると思っています。
一人一人がファンに選ばれて、喜ばせられたら、生き生きと仕事をする人が増えると思っています。

商品を売り込むのではなく、自分のファンを作ろう!

こんな思想を伝えて行きます。

「3つのF」が価値になる!  SNS消費時代のモノの売り方

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