内藤勲です。
ブログを書いてるとアクセス数が気になりませんか?
せっかく書いた記事なんだから多くの人の読んでもらいたいですよね。
で、「今日はアクセス多い!」とか、「えっ、たったこれだけしかアクセスないの。。」とか、アクセス数に一喜一憂してしまいます。
そうなっていませんか?(笑)
ブログでターゲットを決める時の落とし穴
でもアクセス数が多くても、記事の中身が読まれていなかったり、メルマガ登録やサービスの利用に繋がっていないと意味がないですよね。
Googleアドセンスが目的ならば、それでもいいかもしれません。
しかし、自分の商品・サービスを売りたいとか、ファンになってもらいたいとか、アフィリエイトしたいなら、ただアクセス数が多いだけではなく、ちゃんと読まれないといけません。
アクセスが少なくても、前のめりの濃い読者が来てくれたら何記事も読んでくれますし、ファンになってサービスの利用も検討してくれるかもしれません。
濃い読者、つまり見込み客に来てもらうために、「誰に向けるのか」決めて発信することは重要です。
でも、ここで落とし穴があります。
向ける相手(ターゲット)を、自分の好きなように決めてしまうと読まれないブログになりかねません。
向ける相手(ターゲット)を間違えると価値が伝わらない
僕にはこんなエピソードがあります
僕の前職はスキーのインストラクターです。
大学卒業してネットビジネスを始める2009年頃まで続けていました。
スキーといっても普通のスキーではなく、コブ斜面を滑るモーグルのインストラクターです。
スクールの一員になった当時は、長野オリンピック直後でした。
里谷多英がモーグルで金メダルを取りモーグルの認知度は高まってたんですね。
モーグルコースがあるスキー場やモーグルスクールも珍しくなかったです。
また草大会と呼ばれる誰でも参加できるモーグルの大会も毎週末開催されるほど人気だったんです。
僕が入ったスクールは長野県の白馬にありました。
白馬と言えば日本のモーグルのメッカです。
スクール自体は他のエリアにもあったのですが、僕が入ったシーズンから白馬にも新たにスクールをだしたんですね。
そこで『モーグルの大会に出たい人向けにモーグルのレッスン』をしていました。
人は大勢いるのに、誰も来ない
1年目。
オリンピック直後だし、白馬だし、沢山お客さん来るだろうって思うじゃないですか
ところがどっこいゼロの日が続きました。
全然お客さんが来ません。
大きいスキー場でしたから、スキーヤーは大勢滑っています。
でも来る日も来る日もゼロが続いたんですよね。
30分だけの無料アドバイスしたり、場内放送したり、いろいろやりました。
それでもゼロが続きます。
時々一人、二人入ることもあります。
プライベートレッスン状態(笑)
そのうち増えるだろうと思っても、一向に増える気配はありません。
僕らは何がいけないんだろうと原因を探しました。
するとあることに気がついたんです。
スクールのレッスンにはお客さんは来ないのですが、モーグルコースには人がうじゃうじゃいたんです。
コブを滑る人は沢山いたんです。
そして、コブを滑る人には、2種類のスキーヤーがいました。
1つは、僕らが対象にしていたモーグルスキーヤー。
でも彼らはグループで教え合ってスクールには興味がありません。
もう1つは、モーグルの大会どころではなく、1コブ滑って弾かれて、1コブ滑って弾かれてというコブ初心者の人たちでした。
滑れないけど、なんとか連続して滑りたくて何度も挑戦してるんですよね。
これを見て僕らは
『悩んでる人いるじゃん。向ける相手を間違えてたな。』
って、ようやく気づきました。
それから『モーグルの大会に出たい人向けにモーグルのレッスン』ではなく、『コブ初心者のためのコブ斜面のレッスン』に変えました。
すると、それまでゼロ続きだったのが、連日お客さんが入るようになったんです。
僕らの持っている技術は何も変わっていません。
むしろレベルを落としてレッスンしました。
それでも喜んでくれる方が沢山いたんです。
誰に向けるかってとっても大事です。
大事なのですが、起きている問題をそっちのけで、勝手に向ける相手を決めてしまうと的外れになることがあります。
満たしたがっている欲求は何か?
もしくは、まだ気が付いていない問題や欲求は何か?
まずはここを明確にしてから
それらを抱えてるのは誰か
を見た方がいいです。
そうすると価値を感じてもらえる商品やコンテンツが見えてきます。
安易に
『40代女性の主婦』
のように決めてしまうのは、僕らのように
『モーグルの大会に出たい人』
と決めてしまうのと同じです。
誤ったターゲット → 価値を感じてもらえない商品・コンテンツ
とならないよう
問題(欲求) → ターゲット → 解決する商品・コンテンツ
の順にしましょう。
まとめ
ブログはアクセス数が多くても、関心のある人がいないかもしれません。
いきなり向ける相手を決める前に
まずはどんな問題があるのか、どんな欲求があるのかを見ましょう。
そこを見ないと本当に喜ばれる情報になりません。
ブログや情報発信のメディアは、相手が喜ぶ内容を発信するのが基本ですから。
僕と同じような失敗はしないでくださいね。
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