「革命のファンファーレ」は、心の開放宣言。

「革命のファンファーレ」は、心の開放宣言。

ネットでファンを作る方法

キングコングの西野亮廣さんの新刊「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」は読みましたか?

僕は引き込まれるように一気に読みました。
これオススメ。

西野さんがキライという人も読んだらいいと思う。
時代の流れを読み取るセンスが半端なく長けてるから。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

西野さんは、2016年「えんとつ町のプペル」という絵本を出しました。
1万部売れれば大ベストセラーと言われる絵本市場で、なんと32万部の売り上げを記録しています。
さらに、「えんとつ町のプペル」の個展には60万人以上の人を動員しています。

えんとつ町のプペル

なぜそんなに売れたのか?

知名度があるから売れたわけでもなく、ただ内容がいいから売れたわけでもないです。
たまたま売れてるんじゃなくて、売れるための下準備をちゃんとしてる。
その下準備や売れるための考え方が「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」に書かれています。

この本だけではなく、「魔法のコンパス」や、彼の日頃のブログと合わせて読むとよりわかりやすい。

過去の常識が通用しない。常識の逸脱が必要。

知ってる人も多いと思いますが、「えんとつ町のプペル」は全ページ無料でネット上に公開されてます。
つまり、内容自体はタダで見れるのです。

にもかかわらず32万部も売れてる。

西野さんが取ったのは「フリーミアム戦略」
最初の入り口を無料にして、その後に購入につなげるものを用意するマーケティング戦略です。

フリーミアム戦略は、何も目新しいものではなく、以前からあったし、その戦略を説明した「FREE」という青いカバーの本も売れました。
買った人も結構いるんじゃないかな。

通常フリーにするのはサンプルとか、第1章だけとか、ごく一部だけ。
でも、「プペル」は全ページ無料だし、ここまで大々的にやったのも無かったのではないでしょうか?

「それでもイケる!」と判断したセンスが凄いし、出版社や事務所には無断で断行したのも凄い。

何でもかんでも無料にすればいいのではなく、絵本はフリーミアム戦略と相性がいいとわかった上でやってます。
そのへんの事は本で確認してみてください。
「革命のファンファーレ」では、ちょっと変えた戦略にしてますので。

5年前、10年前と比べて、読者やお客さんの情報収集手段が変わっています。 買い方が変わっています。

10年前、SNSから流れてくる投稿を見て、何か買うキッカケにしてたでしょうか?
今は当たり前ですよね?

既に「革命のファンファーレ」を読んだ人だって、SNSから流れてくるのを見て買った人が殆どだと思う。

「有料のものも無料で出すなんて馬鹿げてる」
「良いものを作ってたら売れる」
「売れるためには、専門家にならなければいけない」

過去の常識が、環境の変化によって通用しなくなってきています。

常識、思い込みの奴隷になっていませんか?

バカ正直は損をするのではなく、信用を得る

「バカ正直は損」と言われることがありましたが、今はむしろ信用に繋がることだと思います。

今SNSで誰もが発信できます。
西野さんは、国民総クリエイター(情報発信者)と表現していますが、発信からどんな人かが見えてきます。
そして、どんな人かを見ます。

だからバカ正直は、嫌う人も一定数出てきますが、厚い信頼を寄せる人も増えます。

何も発信しないのは、「何か隠してるのかな?」とも思われかねない時代です。

何でもかんでもさらけ出せってことではないですが、周りにも自分にも嘘はつきたくないですね。

飾らず自然体のままに。

心の解放宣言

「えんとつ町のプペル」の全ページ無料公開は、「お金の奴隷解放宣言」でもありました。

西野さんのその「お金の制限を取っ払う」という行為や、常識にとらわれず、嘘をつかずに正直に生きているところに、心が解放されてるなと感じました。

心の解放こそが、今を生きるために必要なことかもしれませんね。

本当は嫌なことを、無理に笑顔でやらなくていい
本当は合わない人に、愛想笑いを振りまかなくていい
自分に正直に行こう

嘘をつかなければいけない環境はさっさと変えてしまおう
周りに好かれても、自分が自分を嫌う生き方はやめよう
周りに嫌われようとも自分に正直に生きよう

思い込みや常識の奴隷から、心を解放しよう

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