内藤です。
ハフポストというメディアがあります。
アメリカのリベラル系のネットメディアなのですが、そのハフポストでオリンピックのスケボーの記事がありました。
日本にスポーツマンシップは根付いているのか?
技が失敗した人を励ますスケートボード選手や、相手のパットが入るよう願ったゴルフ選手
オリンピックで垣間見た、勝ち負け以外を追求する姿#tokyo2020https://t.co/WahDyieWd9
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) August 10, 2021
フォロワーやお客様、同業者は『敵』ではなく、『相手』や『仲間』と捉える
パーク種目で、4位になった岡本選手が他の選手に担がれるシーン見た方いますか?
彼女予選1位で金メダルの最有力候補でした。
決勝で大技を狙いにいくも失敗してしまいます。
でも周りの競技者は失敗して喜ぶのではなく、彼女の元に駆け寄って励ましてたんですよね。
この記事の中にも出てきますが、彼女達は周りの選手達を敵とは思わずに、同じ競技を愛する相手や仲間と思ってるんですよね。
戦争をしてるわけではないので、敵ではないです。
でも日本のスポーツでは相手を敵と見なした考えや表現がこれまで多かったように思います。
僕が以前やっていたモーグルもそうだったんですけど、もともとは点数を競うよりも、互いに凄い技をやって讃え合うことが文化だったんです。
「すげー!あいつあの技決めた!」ってリスペクトしあってました。
決まれば一緒に喜んで、失敗したら改善点を一緒に考える。
競うのも相手を打ち負かすためではなく、自分自身を進化させたり、そのスポーツのステージを上げるためなんですよね。
こんな風に一緒に楽しむものでした。
それがどんどん競技化し、点数の基準を明確化し、新しいこと難しいことに挑戦することよりも、点数を取ることの方がよしとされてしまいました。
相手と競ったり、勝ち取ることも素晴らしいことですが、それでもやっぱり敵ではなく相手、仲間です。
オリンピックでも競技が終わったら握手したり、ハグしたり、そういうシーンにもスポーツの良さを感じるんですよね。
ビジネスやネットの発信でも、届ける相手を『敵』と見なすような考え、表現を見かけることがあります。
『ターゲット』とか
『戦略』とか
僕も時々使ってしまいますが。。
ワガママななお客さんや合わないお客さんはもちろんいます(笑)
むかつく競合他社もいたりします。
でも敵ではありません。
相手であり、業界を一緒に盛り上げる仲間だと思うんです。
相手や仲間がうまくいったら一緒に喜び、失敗したときは手を差しのべられるようでありたいなと。
僕もできているわけではありませんが、相手や仲間だってことを、この記事を読んで改めて感じました。
相手や仲間として捉えたほうが、気持ちよくできますからね。