内藤です。
年末にも触れましたが、「下町ロケット」。
面白かったですね〜。
なかなかアツいドラマでしたが、ああいう人としての熱意とか理念とかが、受け入れられる時代の流れになっているのかもしれせんね。
ただ単にものが売れればいいという時代ではないですね。
やっぱりファンになってもらうことが大切です。
さて、ドラマとか映画の撮影って、
・出演者のスケジュールや現場の状況によって、流れに関係無く撮影し、後で編集でストーリーを組み立てていくパターン
があるそうです。
後者の場合は、一番最初の撮影が、ストーリーの途中だったりもするわけです。
それをちゃんと、その場面の気持ちになって演技するんですから、俳優さんは凄いですね。
そんな時、俳優の人達は、
どんな展開になっていくのか?
このシーンにどんな意味があるのか?
その時は分からない場合もあるでしょうね。
はたまた「このシーン意味あるの?」って感じたりするかもしれません。
(もちろん台本でストーリーは分かってはいるのですが)
編集作業するのは、俳優の人たちではなくスタッフですから、出演者自身が完成試写会やテレビ放送で、ストーリーを初めて見るってこともあります。
その時になって、
「あ〜、あの時のあれは、ここに繋がってて重要だったんだな」
なんて思えたりするわけです。
僕はこれ、人生と同じだなって思います。
俳優も撮影も編集も、後で鑑賞するのも自分一人でやるのが人生。
例えば、熱心にやってきたことがうまく行かずに時間の無駄に思えたり、「なんでこんな事が起きるんだ!」ってことがあったり、この先が不安に思えたり。
その時は、バラバラな出来事のように感じます。
まるで部分部分で撮影しているかのように。
(もちろん人生は時間の流れで進みますが)
これは、まだ編集作業をしていない状態なのです。
編集作業で、起こった出来事の流れ(意味)を繋がないといけません。
編集作業をせずに、起こった出来事をそのままにしているから、バラバラに感じ、自分の人生の中で一体感が生まれません。
そして、
「意味がなかった」
「無駄だった」
「報われなかった」
「またゼロからだ」
と嘆いてしまいます。
そうじゃなくて、全ては1本の人生というストーリーです。
全てが繋がっています。
「あの出来事があって、こういう事が起こって、だからこそ今こうなっている」
こんな風に繋ぐ編集作業をしていくと、過去の出来事、経験は、全てにおいて意味を持ち、今に繋がっていきます。
そして、さらに未来のストーリーも見えてきます
その時々に出てくる選択肢には正解はありません。
ただ後になって編集作業をするときに、全ては必然で今に繋がっていることがわかります。
「良かった」こととして編集するのか、
「悪かった」こととして編集するのか
自分次第です。
僕も昨年は随分とバラバラに思える出来事がありました。
本当に^^;
でも、振り返って編集作業をすると、やっぱり全てに意味があって(その時はそう思えなくても)万事良好の「今」があるって分かります。
だから、その「今」から続く2016年もいい年になるなと予感しています^^