内藤です
この記事は、以前コンサルを受けてくださっている方向けに書いたのですが、大事なのでこちらでも書きたいと思います。
ネットで何かを発信するときに、やっぱり本質を伝えるって大事です。
表面的なことや、一見良さそうに見えるだけのテクニックではなく。
僕は、よく「どう書いたらしっかりと伝わるかな」って考える時、スキーのレッスンに置き換えて考えます。
スキーのインストラクターは約15年やってました。
お客さんの悩みやレベルは様々ですが、レッスンがうまくいくパターンがありました。
それは、テクニックを教えるのではなく、本質をちゃんとやるってことです。
コブ斜面を教えるスクールでしたが、お客さんはフラットな斜面は滑れてもコブは滑れません。
連続して滑れなかったり、暴走してしまったり。
で、僕が徹底的にやってもらったのは、フラットバーンでの「止まる動作」でした。
コブというと、モーグルをイメージする人が多いと思います。
あの膝を早く動かして衝撃を吸収して、ハイスピードで滑っていくような。
僕は、吸収動作とか全然教えませんでした。
なぜなら、それはテクニックであって本質ではないからです。
「コブを滑ること」と「止まる動作」って結び付きにくいですが、コブ斜面を滑ることも、スキーに変わりはありません。
スキーはターンの連続です。
コブ斜面もターンの連続です。
そして、ターンとは、減速動作の連続なのです。
ターンしなかったら、どんどん加速しますから。
そして、究極の減速動作が止まる動作なのです。
つまり、止まる動作の中に、ターンに必要な要素が全て含まれいるのです。
止まる動作がしっかりと出来ていない人は、それがターンにも出てきます。
一見うまく滑れているようでも、しっかりと減速できていなかったり、スピードが出すぎてしまったり。
これがコブに行けば尚更顕著にでます。
だから、徹底的に止まる動作をやって、ターンの質を高めていくのです。
僕がレッスンで求めているのは、完全にスピードが0になる状態の止まる動作です。
普通の人は、普段しっかりと止まる動作なんてしません。
わざわざ完全にスピードが0になるように止まってなんかせずに、リフト乗り場に行きます。
だから、出来ない人がとても多いんです。
級持ってる人や、指導員クラスの人でも。
みんなコブの上達方法は、テクニックにあると思っています。
でも違うんです。
ターン(減速動作)の根本(完全停止)にあるんです。
だから、完全に止まれる姿勢、重芯の位置、スキーの使い方が身に付くと、コブでもスピードをコントロールしながら滑れるようになります。
驚くほど上達します。
この成功の流れを僕は経験しているので、違う事にも当てはめやすいんです。
で、自分のなかで、これまでの成功体験を振り返って欲しいんです。
なんでもいいです。些細なことでも。
人に教えられることでいいです。
料理の仕方でも、掃除の仕方でも、得意なスポーツでも
そして、今やっていることの本質を見つけて欲しいです。
例えば、ブログのカスタマイズ。
ブログで発信することの本質は、「誰かに、何かを伝えること」です。
とすれば、カスタマイズは、綺麗にすることではなく、読みやすく、伝わりやすいようにすることだって分かります。
その本質を明確にして、それを発信していって欲しいです。
本質があるからこそ、テクニックも生きますし、ぶれない軸となります。