内藤です。
最近お会いしたり、スカイプで話してて、こんな風に感じることがあります。
それは、
「自分にはファンがいるということを自覚していない方が多い」
ということ。
聞けば、お客さんが待っている状態の方だったり、セミナー開けば沢山のお客さんが来てくれてる状態だったり。
さらには、他の人にはあまりお客さんが来ていないとも。
この状態って十分ファンがいると思うのですが、本人からすると
「協会の名前があるから…」
「主催の方が集めてくれたから…」
「私のファン?」
という感じなのです。
お客さん全員が全員ファンではないでしょうし、また、協会の名前や主催の方の力ももちろんあるでしょう。
でも、実際にサービスを提供したり、何かを伝えるのって、その本人自身です。
お客さんも、商品、サービスが一番の目的ですが、提供者を介して受け取ります。
ですから、「あなたから受け取りたい」って方が少なからずいるはずです。
「ファン」というと、仰々しく感じるかもしれませんが、「自分のことを少し気に入ってくれてる人」って考えたらいいです。
例えば、いつも行くスーパーのレジ。
いつものスーパーに買い物にいって、レジに並ぶときにレジ店員の人を選んで並ぶなんてことはありませんか?
「あの人かごへの入れ方丁寧なんだよね」
「あの人のレジは早いんだよな」
「いつも笑顔がステキでいい気分で買い物できる」
とか、逆に
「あの人よくレジ打ち間違う」
「いっつもテンパってて遅いんだよね」
「無愛想でなんか嫌だな」
なんて思って、どこに並ぶか決めることありませんか?
それか、いつも並ぶ人を決めてるとか。
買う商品は変わらないのに、どのレジに並ぶかで、気に入ってるところに並んだりするのです。
買うものが変わらないとしても、人は「どこから」、「だれから」買うかを選んでるってことです。
まして、セミナーとか、セッションとか、施術とか、提供者によって質自体が変わるものならば、余計に気に入られて選ばれてるってことです。
僕はスキーのインストラクターをしていましたが、シーズン前にスクール全体で、レッスンで伝えるテーマや方向性を打ち出します。
ただ、細かいレッスンの進め方や、話す内容は各々に任せられます。
だから、レッスンにはインストラクター一人一人の色がでます。
スクールはコブ斜面とか、ジャンプとか、ちょっと特殊な部類のスクールでした。
最初はもちろん、「コブ斜面を克服したい」という悩みを抱えてくるわけなのですが、一度入ってインストラクターを気に入ると次回から指名でプライベートレッスンにされる方もいます。
「スクールに入って教わりたい」から「あのインストラクターに教わりたい」になるのです。
ですから、
「サービスだけではなく、自分のことを気に入ってくれてる方がいる」
って意識してみましょう。
ただし、自分なら何でもいい、商品・サービスが適当でも自分なら売れると勘違いしないようにしてくださいね。
ネットではよく陥る方もいるので^^;
お客さんは何で来てくれてるだろう?
と思い返してみてくださいね