内藤です
今の時代、情報ってすぐに拡散します。
「しめしめ、いい情報みっけた! 誰にも言わずに隠しとこう」
って思っていても、他の人があっさり大公開してたりします(笑)
だから、情報そのものの価値ってすぐに下がっていきます。
でも、同じ情報でも言う人によって違いますよね?
つまり「どんな情報か」よりも、「誰が発する情報か」ってことなのです。
情報そのものだけを目当てにされると、もっと安いところに流れる可能性が高いです。
そうならないためにも、自分のファンをつくって、「あなただから」という関係を築くことが大切です。
「あなたから買いたい」と言ってもらうために
スキースクールにいた頃。
となりのスキースクールには有名選手や雑誌にでるような天才スキーヤーもいました。
僕らと言えば、有名選手はおらず、みんな凡人スキーヤーでした。
ところが、スクールのお客さんは僕らの方が多かったのです。
伝えるノウハウ(情報)は同じだとしても、僕らの方が分かりやすくかみ砕いて説明できたり、出来ない頃の経験があるから気持ちがわかったり、出来ない原因も分かりました。
滑り自体は隣のスキースクールのインストラクターの方が上手です。
でもお客さんは僕らを選んでくれました。「あなたから教わりたい」と。
しかも、料金も僕らの方が1.5倍も高いのに。
つまり、ファンになってくれたのです。
「あなたから買いたい」と言ってもらうためには
・自分の背景を見せる(情報以外の経験やバックグラウンドを生かす)
・向ける相手を定める
ってことが必要です。
自分の背景を見せる
出来なかったころの経験があったからこそ、自分の場合はどうだったかなと置き換えて説明できます。
天才スキーヤーは、できない経験がないため、なぜ出来ないのかが分からなかったりするのです。
当然、分かりやすく伝えることもできません。
「自分なんかが」と、思ってしまう経験こそが信頼や安心を与えることになります
向ける相手を定める
とは言っても、僕らも一流選手には教えることはできませんでした。
僕らが役に立てる相手に向けたから喜んでもらえたのです。
万人受けはしません。
全員に向けたり、相手を定めないから「自分は役に立つのか?」と思ってしまいます。
あなたが言うから聞きたいって人が、必ずいますよ。